農業の部門

庄内農業高校には、次のような農業の部門があります。授業や実習を通して色々な学びや経験をします。地域の方々やお店と実際に多く関わるのも農業の学習の特徴です。


稲作

稲作部門では、低コスト・省力化の取り組みとして、ミルキークイーンの密播栽培と湛水直播栽培に取り組んでいます。慣行栽培を含め、三つの比較を行い、労働時間と経費についてまとめています。また、JGAPについて引き続き取り組んでいます。高品質・良食味のお米を栽培できるように今後も頑張っていきます。

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草花

農業高校デジタル化事業により、自動潅水装置やモニタリング設備が導入され、スマート農業化をめざして生徒・教員がともに日々勉強を続けています。春苗は播種から販売まで順調に行うことができ、藤島歴史公園Hisu花やグループホームなごみの花壇整備を通して、地域の方と交流を深めることもできました。現在はブライダルベールの挿し木など、引き続き多様な草花の栽培実習に取り組んでいます。

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野菜

令和5年の春には地域の方々に久しぶりに野菜苗販売を行うことができました。作付けは例年並みに植え付けることができましたが、作目によって若干の発芽不良が見られたり、植え付け後の天候による生育不良や好天による乾燥水不足に苦労しています。枝豆やスイートコーンなどの夏野菜も栽培・収穫をしています。

3.⑧野菜実習


果樹

現在は、リンゴ、サクランボ、梨、柿、桃、ブドウ、キウイ、ブルーベリーなどの多種を栽培管理しています。これらの果樹を教材として、冬季間の整枝・せんてい作業から始まり、春から初夏にかけて摘果を中心に行います。そして初夏から秋にかけて収穫・販売体験を通して、果樹経営に必要な基本的な技術習得に取り組んでいます。

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加工

うどんやシフォンケーキ、酸乳飲料である庄農オリジナルのニューピス、ジャムなどの加工を行っています。販売実習やうどん打ち体験など、地域の方々と交流させていただく機会もあります。食に関する学習や実習を通して、食の安全や食品衛生などについて学び、様々な加工技術の習得と商品開発を目指して日々の学習を行っています。

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機械

作物部門と連携をはかって、春には農機具の運行前点検・整備、格納前点検・整備をおこなっています。床土混合機、土つめ機、播種機、トラクターの作業機、田植え機などの点検整備をおこない、水稲密播栽培や直播栽培のプロジェクト学習のため多くの農業機械を整備しています。2年生でガソリンエンジン、3年生でディーゼルエンジンの分解組付け実習をおこない、さらなる技術向上に励んでいます。

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