果樹園とライスセンター・育苗ハウスでの庄農生のがんばりを見届け、今度は校舎のとなりにある温室へ。ここでは、毎年この時期、庄農生の静かな努力が見られるとの情報が!?
では、さっそく行ってみましょう!

草花温室では、生徒たちが何やら黙々と作業をしています。昨年は、本校草花温室から南東北インターハイを盛り上げたたくさんの草花が送り出されました。

南東北インターハイが終わっても、すでに地域各団体・小中学校から「今年も庄農の花を!」というありがたいご注文をいただき、その準備に追われているようです。
今生徒たちが行っている作業は、昨年の後片付け。ていねいな作業に感謝の気持ちが伝わってきます。昨年の草花さんたちもお疲れ様でした。また今年度もきれいな花が咲きますように。
さて、今日はこのくらいでしょうか。また自転車に乗って帰りましょう!・・・あれ、野菜温室に黙々と作業をする生徒の姿が?!(行ってみねば!)

お米の育苗ハウスと同じく、ムワっと暑さを感じるビニルハウスの中で、生徒がポリポットに水をかけています。おや?ふだん見かけない器具が。
生徒に聞いてみました「これ、なんの機械?」
生徒:「電熱線を敷いた温床の「温度調節をするサーモスタットっす。この暑さで水分奪われるんで灌水してるんスよ」
私:「サーモ・・・?へぇ~・・・まずケガさねようにのぉ~・・・」
(生徒は作業現場でいろいろなことを学んでいるようです。私も勉強しなければ!)
さて、となりの野菜温室では・・・

農作業は、チカラ限り肉体のすべてを使い、汗をかく!・・・あれ?みんな具合が悪いの?座っている生徒がほとんどだね?だいじょうぶ?
実は、彼らは地域の野菜栽培(主に家庭菜園)を支える、とっ・・・ても重要な作業を今!しているようです。では、黙々と作業をする彼らの手元にズームイン!

彼らの行っている作業は、「接木(つぎき)」と呼ばれる立派な農作業!美味しい実をつける「穂木(ほぎ)品種」と病気にかかりにくい「台木(だいぎ)品種」をつなぐ作業です。

これはナスの苗木。茎の真ん中あたりに透明なクリップが見えるのがわかりますか?このクリップの中で、穂木と台木の細胞がくっつき、1つになるのです。植物の生命力ってすごいですね!!
5月には、彼らの静かな努力の結晶「野菜苗」が販売されます。地域の皆様、ぜひ今年度も「庄農の野菜苗」をよろしくお願いいたします!
この日1日で、庄農の校訓「行学一如」が行われいることを感じました。
庄農生がまさに「今、農業に夢中!」になっています!
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